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二川 正敏; 高田 昌二; 武石 征行*; 伊与久 達夫
Nucl. Eng. Des., 166, p.47 - 54, 1996/00
被引用回数:4 パーセンタイル:39.38(Nuclear Science & Technology)高温ガス炉の黒鉛構造物にはキー連結構造が採用される。地震時に動的荷重が集中するキー構造は、黒鉛構造物の健全性を評価する上で、重要な要素である。そこで、キー構造の動的挙動、すなわち黒鉛構造物の振動特性に影響するキー構造の等価剛性、動荷重下でのキー溝回りの応力分布、について黒鉛キー構造試験体を用いた振動実験及び動的光弾性実験により調べた。さらに、等価剛性に関する接触変形を考慮した有限要素法解析を行った。その結果以下の結論を得た。(1)キー構造の等価剛性は接触変形による非線型性を示す。(2)非線型等価剛性を用いた振動解析結果は、キー構造物の振動特性を良く表わす。(3)動的荷重負荷時のキー溝回りの応力集中は、静的な場合より低下もしくはほぼ等しい。
二川 正敏; 伊与久 達夫; 白井 浩*; 高田 昌二; 石原 正博
Nucl. Eng. Des., 148, p.83 - 90, 1994/00
被引用回数:4 パーセンタイル:42.34(Nuclear Science & Technology)HTTR炉床部構造に用いるキー連結黒鉛要素は非線形振動挙動を有する。この振動挙動を把握するために、キー/キー溝構造試験体を用いた振動試験を実施した。試験結果に基づき、解析コードを開発した。主な結論を以下に示す。(1)キー溝部の応力分布は、動的あるいは静的負荷状態かにほとんど依存しない。(2)キー/キー溝構造のバネ剛性は、接触挙動に起因する非線形特性を示す。(3)キー/キー溝構造に非線形バネ剛性を用いた解析コードにより、キー連結黒鉛要素の振動特性を再現できる。
高田 昌二; 二川 正敏; 白井 浩史*; 伊与久 達夫
Proc. of the 12th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology,Vol. K; SMiRT 12, p.103 - 108, 1993/00
高温ガス炉炉床部の黒鉛構造物は地震荷重などによる配列の乱れを防ぐためにキー/キー溝構造により相互に連結される。このため、黒鉛構造物の振動特性やキー溝まわりの応力集中は、キーとキー溝間の接触挙動に支配される。そこで、キー/キー溝構造により接続された六角形黒鉛平板ブロックを使用したモデル実験と有限要素法解析コードによる接触解析により、キー/キー溝構造の接触剛性とキー溝まわりの応力分布を調べた。この結果、以下の事項を明らかにした。(1)キー/キー溝構造の等価剛性はキーとキー溝間の接触変形に起因する非線形性を示す。(2)キーとキー溝表面の表面粗さ30mを考慮した接触解析は実験結果をよく表す。(3)キー溝底部に発生する応力集中部のひずみは、キーとキー溝端部の接触変形の影響をほとんど受けない。(4)キー/キー溝構造を有する黒鉛ブロックの振動挙動は、非線形等価剛性を用いた解析によりよく表せる。
二川 正敏; 伊与久 達夫; 塩沢 周策; 白井 浩史*; 三木 俊也*
SMiRT Transactions,Vol. C, p.161 - 166, 1991/08
HTTR炉床部に用いられるキー結合構造物の振動特性は、キー/キー溝間の衝突を含む複雑な非線型振動挙動を示す。このような、非線型特性を有するキー/キー溝構造物の振動挙動を表し得る解析モデルにより、炉床部構造物の健全性を確立しておくことは耐震安全上重要である。そこで、キー結合部の部分要素試験体による振動試験を実施し、非線型特性を有するキー/キー溝構造の振動解析モデルの検討を行った。さらに、ここで得られたモデルを炉床部構造に適用した解析結果を炉床部振動試験結果と比較した。得られた主な結論を以下に示す。(1)キー結合部を有する構造物の非線型振動特性は、キー/キー溝間の衝突挙動を考慮した解析モデルにより表し得る。(2)振動時に発生するキー溝部周辺の応力分布は、静的加力試験及び静解析結果とほぼ一致する。